雨の事故率は晴天時の5倍!梅雨時の運転の注意点について【廃車買取オートランド東京】

こんにちは!

オートランド東京のスタッフYです。

6月に入り、新緑が美しい季節となりました。

ドライブには最高の季節ですが、6月は梅雨の季節でもあります。

関東甲信の梅雨入りは平年だと6月7日ごろで、今年の梅雨入りは平年よりもかなり遅い様子です。

なお、沖縄はすでに梅雨入りしていますが、平年より11日も遅い梅雨入りでした。

ですので、これから本格的な雨の時期に入るかと思われます。

雨になると交通事故が発生しやすくなります。

そこで今回は、梅雨時期の運転についてお届けしたいと思います。

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雨天時の事故は5倍

雨の日は運転は、視界の悪さや路面の滑りなどで、運転リスクが格段に高まります。

首都高速道路株式会社の調査によると、雨天時の時間あたりの交通事故発生率は晴天時の約5倍というデータが出ています。

特に梅雨に入ると雨は長く続くので、この期間は事故の可能性が常に高いと考えていいでしょう。

また、昨今はゲリラ豪雨などもあり、運転中に思いもよらぬ激しい雨に遭遇する可能性も高いです。

ゲリラ豪雨による冠水で、お車の故障も発生しやすくなります。

雨天時に事故が増加する理由

雨天時は視界の悪化、路面の滑りやすさが増すため事故件数が増加します。

また、ハンドル操作が効かなくなるハイドロプレーニング現象の発生もあります。

視界の悪化

雨によりフロントガラスが濡れることで、視界が著しく制限されます。

特に夜間はヘッドライトの反射が加わることで、さらに視界が悪化しますし、濡れた夜の道路は路面に街灯などの光が反射して、車線や停止線が見えにくくなります。

どこを走っていいのか分からなくなこともあるでしょう。

雨の夜間は、歩行者を見落とした事故も発生しがちです。

なお、雨の夜の事故件数は、晴天時の7倍にもなると言われています。

路面の滑りやすさ

雨の中でもっとも多い事故はスリップが原因です。

道路が濡れるとタイヤと路面の摩擦が減少し、スリップが発生しやすくなります。

急ブレーキによるスリップ、スピード超過でカーブに侵入してスリップ、追い越し車線で急激な加速によるスリップ、またマンホールでのスリップなどが発生しやすくなります。

特にブレーキング時はスリップが発生しやすくなり、車が止まりにくくなります。

車が停止するまでに必要な距離には、空走距離と制動距離の2種類があり、一般的に雨などで路面が濡れているときの制動距離は、晴天時の約1.5倍といわれています。

空走距離
ドライバーがブレーキを踏む必要があると認識してから実際にブレーキペダルを踏み始めるまでの間に車が進む距離。

制動距離
ブレーキペダルを踏み始めてから車が完全に停止するまでに進む距離。

ハイドロプレーニング現象

ハイドロプレーニング現象は、車のタイヤと路面との間に水膜が形成され、タイヤが路面との接触を失ってしまうことにより発生します。

この現象が発生すると、車は制御を失いスリップやスピンを引き起こす可能性が非常に高くなります。

ハイドロプレーニングの発生条件

ハイドロプレーニング現象は高速運転中に発生しやすいと言われています。

高速走行
高速走行にて、タイヤと路面の間に入った水の排出が間に合わず、水膜が形成されタイヤが浮きます。

路面の水たまり
大量の雨水が路面に残っている状態で、その上を自動車が通過すると一時的に水に浮いた状態になります。

タイヤの状態
摩耗したタイヤや溝の浅いタイヤは、水を効率よく排出できなくなります。
また空気圧が低いことも原因となります。

ハイドロプレーニング現象が発生したら?

ハイドロプレーニング現象が発生すると、自動車の制御が一切できなくなります。

万が一発生してしまったら、収まるまでハンドルは真っ直ぐそのままで、ブレーキは踏まずにタイヤのグリップ回復を待ちます。

もしハンドルを切ったりブレーキを踏んでいると、タイヤのグリップが復活した瞬間に予期せぬ動きになるので注意が必要です。

スリップやスピンの原因になります。

実は私も過去に経験したことがあるハイドロプレーニング現象。

全くハンドルが効かなくなるので、冷静さを保つことが最も重要です。

ハイドロプレーニング現象の対策

ハイドロプレーニング現象を防ぐための対策方法です。

タイヤの状態
深い溝のあるタイヤを使用し、定期的にタイヤの摩耗状態をチェック。
溝がすり減っている場合は、なるべく早めにタイヤ交換を行いましょう。
また適正な空気圧を保つことも重要です。

速度超過に注意
雨天時や路面が濡れている状態では、速度を控えめにしましょう。
特にハイドロプレーニング現象は高速道路で発生しやすいため、雨天時は速度を落として走行することが大切です。

水たまりの回避
可能であれば、道路上の水たまりを避けて通行します。
不可避の場合は、速度を落として慎重に通過しましょう。

雨天時の視界について

雨天時の事故原因としては、視界の悪さも多いです。

そのため、視界確保が重要となります。

ワイパー点検

ワイパーのゴムが硬化していないか定期的にチェックし、劣化していれば交換しましょう。

またゴムの劣化だけではなく、ゴムが切れていることもあります。

突然の雨でワイパーを使用した時に、ワイパーの効果がないと大変危険です。

デフロスターの利用

車内と外部の気温差や、車内の湿度が高くなると、フロントガラスなど車内のガラスが曇ります。

フロントガラスの曇りを除去する装置をデフロスター、リアウィンドウの曇りを除去する装置をデフォッガーと呼びます。

エアコン部分にある温泉マークのようなボタンです。

フロントガラスが曇りそうな時や、曇ってしまった時は積極的にデフロスターを使用しましょう。

撥水スプレー

市販のフロントガラス専用の撥水剤や、撥水スプレーを使用すると効果的です。

フロントガラスの内側には、曇り止めスプレーも有効です。

雨対策として購入しておくといいでしょう。

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まとめ

今回は梅雨時期の運転についてお届けしました。

梅雨時期の自動車の運転や整備は、細心の注意が必要です。

特にハイドロプレーニング現象は、正しい知識を持っていないとパニックになる可能性が高いです。

適切な準備と対策を行い、この難しい季節を安全かつ快適に乗り切りたいですね。

日頃からのメンテナンスと点検を怠らず、万全の状態で雨の日に臨むよう心がけましょう。

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